2023年10月05日 15:41

ジャパン・サステナブルシーフード・アワード実行委員会は、第5回ジャパン・サステナブルシーフード・アワードのファイナリストを10月5日に発表した。本アワードは、サステナブル・シーフード(持続可能な水産物)の普及や、日本の持続可能な水産業の推進に貢献したプロジェクトを表彰するもの。

新しい取り組みで業界を牽引するプロジェクトを対象とするリーダーシップ部門、複数の企業、組織、もしくは個人が協働することで業界により大きな影響を与えたプロジェクトを対象とするコラボレーション部門。さらに、学生を含む30歳未満を主体としたプロジェクトを対象とするU-30部門より構成されている。

U-30部門ファイナリストには、「未利用資源活用による担い手育成の研究」として、愛知県立三谷水産高等学校、ヤマサちくわ、愛知県淡水養殖組合が選出された。同校は10年ほど前から未利用資源の6次産業化に着目し、近年はSDGsを取り入れた学習活動を行っている。昨年と今年は、殻むきが困難で廃棄されてしまう「ジンケンエビ」を用いたさつまあげに着目。ヤマサちくわと、地産地消を目的に、アマゴと無斑点ニジマスを掛け合わせた3倍体種(絹姫サーモン)の商品を愛知県淡水養殖組合と共同開発した。

10月17日に東京サステナブルシーフード・サミットにて、各部門のファイナリストによる取り組み紹介と、ファイナリストの中から選出される今年のチャンピオンを発表する。詳しくはこちら