2023年09月27日 15:30

和歌山県が開設したウェブアプリ「わかやまCREW」でのマッチング件数が100件を超えたことが明らかになった。
「わかやまCREW」は、地方のしごとや暮らしに関心がある学生と、若者の力を活かして地域活性化を図りたい団体・個人の両者をつなぎ、新たな関係人口を生み出すことを目的に開設された。時期によっても異なるが、現在、ウェブアプリ内では19種類のプログラムを提供している。
それぞれのプログラムは、地域の資源が活かされているのが特徴。棚田の再生プロジェクトへの参加や、地域密着体験型イベントの運営、地域おこし活動への参加、農業体験などのプログラムがある。和歌山県が2021年10月に立ち上げて以降、参加学生は和歌山県内のみならず、大阪府、東京都、沖縄県など様々な地域から参加している。
また、わかやまCREW上では、参加者と受入先団体のインタビューも公開。たとえば和歌山大学で観光を学ぶ宮下咲良さん(林撚糸)は「和歌山で⾊んな面⽩いことをやっている大人のコミュニティや人脈を広げたい」という思いで参加。和歌山市で開催されたものづくりイベント「もの文2023なつやすみファクトリー in 和歌山市民図書館」の企業ブースの運営を手伝った他、美浜町で大工仕事を学ぶ体験にも参加したという。取り組みの具体的な成果と成功事例を、広く紹介している。