2023年09月19日 16:07

さど探究プロジェクトは9月23日・24日の2日間にわたり、佐渡島沢崎集落の沢崎鼻灯台において、ミッション型キャンプイベントを開催。キャンプ体験を行いながら同地域の「沢崎まつり」を集落の人々とともに実施し、成功させることを目指す。

沢崎集落は、シンボルである「沢崎鼻灯台」をはじめ、地殻変動を繰り返した特異な地形、地形を活かした「たらい舟漁(磯ねぎ漁)」や「岩のり漁」など魅力的な観光資源を有する地域。一方で、少子高齢化が進み、様々な分野で文化の次世代承継が危惧されており、中でも準備、運営に多くの人手を要する「沢崎まつり」はその危機に直面している。

「沢崎まつり」は毎年9月下旬に開催される集落をあげての伝統的行事で、集落全体が協力して準備し、開催される。集落内を巨大な獅子が暴れまわる他、尉面で手に茄子を持っているマメ、鬼面で金棒を持ったゴツが子どもたちの悪い心を追い出そうと追いかけまわし、祭りを盛り上げる。最終的に獅子の尾部が、中に入っている人ごと海に落ちるという、海洋文化の香り高いお祭り。

本取組みは、この「沢崎まつり」の担い手を外部から募り、集落シンボルでもある「沢崎鼻灯台」の絶景を楽しむとともに、「祭り」を成功させることをミッションとしたキャンプイベント。将来に向けて継続的に関係人口を増やし、集落文化の持続可能性にチャレンジする。