2023年09月15日 12:55

カタール航空カーゴは、アルメニアの私立動物園が閉園された際に取り残された15歳の雄ライオンであるルーベン救出のために、5200マイル(約8369キロ)の旅を支援した。ルーベンは、他のライオンと接触することがない、狭くて粗末なコンクリートの檻の中で過ごしてきた。アニマル・ディフェンダーズ・インターナショナル(ADI)がアルメニアからルーベンを運び出すために適したフライトを見つけることができなかったとしたら、ルーベンは危機的な状況に立たされたままだった。

現在、ルーベンはADI 野生動物保護区を歩き回りながら、自分自身の声と自信を取り戻している。長年の監禁による肉体的な困難にもかかわらず、ルーベンの強い意志が目覚ましい回復力をもたらしているという。

カタール航空カーゴは、野生動物および絶滅危惧種の保護に注力しており、2020年にWeQare Chapter 2イニシアティブ Rewild the Planetを立ち上げた。野生動物および絶滅危惧種を無償で自然の生息地に戻すことをお約束し、今後も継続する予定。

同社の担当者は「ルーベンのような動物の移動には、空港でのロジスティックスや航空機への積み下ろしのための一連の作業から、適切なケージと快適性の確保に至るまで、多くのプロセスが関わってくる。このような輸送を取りまとめるためにはチームの大きな努力が必要だが、社会へ貢献するとともに、この活動に参加できたことをとても誇りに思う。」と語った。