2023年08月30日 09:54

西日本旅客鉄道(JR西日本)は、移動・暮らしを支え、地域で提供されるさまざまなサービスをつなぐ新たな会員基盤サービス「Mobility Auth Bridge(モビリティ・オース・ブリッジ、MAB)」の提供を開始する。

近年、MaaSや防災・健康に関する情報提供など、さまざまな分野でデジタル技術の活用が進んでいる。便利で楽しい移動や生活サービスが数多く生まれる一方、利用者はサービスごとに会員登録やログインが必要となるケースも少なくなく、サービス利用の障壁となるなど、個客体験の低下を招いている。このような中、JR西日本は、NTTコミュニケーションズ、伊藤忠テクノソリューションズの支援のもと、地域で提供されるさまざまなデジタルサービスをつなぎ、サービス毎に新たな会員登録を不要とするオープン型の会員基盤サービスである「MAB」を提供する。

「MAB」は、利用者が同意すれば、1つのIDで「MAB」に参画する自治体や企業のさまざまなサービスを利用できるOpenID Connectに準拠したセキュアなIDサービス。ユーザーファーストの思想を念頭に利用者が一つのIDで、どこでも、さまざまな利用サービスを選択することによって、移動・暮らしがより便利でおトクになる。「MAB」は、大阪・関西万博に向け、関西・鉄道7社が連携し、関西地域におけるシームレスな移動手段の提供のため2023年夏にサービスの提供開始を予定している「関西MaaSアプリ(仮称)」の会員基盤サービスとして採用される。

JR西日本