2023年08月29日 09:48

オルツは、デジタル上で人間の再現を可能にする人格生成プラットフォーム「CLONEdev(クローンデブ)」を使用して、電通デジタル代表取締役社長執行役員・瀧本恒さんのデジタルクローンを制作した。

2014年11月に設立されたオルツは、P.A.I.(パーソナル人工知能)、AIクローンをつくり出すことによって「人の非生産的労働からの解放を目指す」ベンチャー企業。同社が提供する大規模言語モデル「LHTM-2」を使用する「CLONEdev」は、人工意識を生成する「CLONE MODERING ENGINE」を通して、利用者の人格をデジタル上に再現する世界初のシステムだ。利用者のライフログを連携し、WEB UIのシンプルな操作でデジタルクローンを生成する。

今回オルツでは、電通デジタル代表の瀧本さんのクローンを制作し、瀧本さん自身ではなく、クローンが社員とのコミュニケーションを行うという新しい企業コミュニケーションの形を創造した。瀧本さんのパーソナリティ、思考、経営視点など、普段社員が質問をしづらく、意思疎通が難しい内容についても、クローンに対してであれば気軽に対話ができ、理解することもできる。同クローンは、7月27日に開催された電通デジタルの社内イベントにて全社員に公開された。デジタルクローンは、今後、効率的な情報共有や意思決定のサポートなど、様々なシーンで活躍することが期待される。また、組織内コミュニケーションの改善や向上、意思決定の迅速化など、企業の成長と発展を促進する重要な要素にもなりえる。

CLONEdevについて