2023年08月28日 09:56

メタ観光推進機構は、2023年度より「メタ観光研究助成事業」を開始する。

「一般社団法人メタ観光推進機構」は、2020年11月に設立され、調査研究事業、コンサルティング事業、メタ観光資源開発事業、人材育成 / 研修・セミナー事業、顕彰事業を通じてメタ観光を推進する活動をしている。「メタ観光」とは、本来のその場所や地域が持つ魅力に加え、重層的な観光的価値を一体的に運用する新しい観光形態だ。メタ観光では、地域の多様な観光のテーマを「レイヤー(層)」として捉え、位置情報を軸に一体的にとらえることで、地域の観光資源を可視化して観光振興につなげる。

メタ観光推進機構では、メタ観光を学術的に探求することも活動目的の1つとして掲げている。2022年度、特集論文としてメタ観光を多様な視点から論じた3つの論文も会報誌に掲載している。また、8月25日に行われた第8回目のシンポジウムでも、若手研究者の2人を迎え、メタ観光をとらえるための学術的・理論的枠組みとその実践への応用を論じた。そこで2023年度より、主としてメタ観光に関連した学術研究に対しての研究助成を実施することにした。

メタ観光研究助成事業(2023年度)応募内容は、1.「メタ観光に関連した学術研究」、2.「メタ観光を構成する諸要素(地域の多様な魅力や価値の発見方法、メタ観光タグを蓄積するデータベース技術、メタ観光タグを表現するための方法、メタ観光を含む総合的な観光政策、他)を限定的に対象としたものも歓迎」、3.「2023年度は研究期間が短いため予備研究的なものも対象」。

応募期間は8月25日~9月25日。

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