2023年08月25日 15:57

タカミヤとAGRISTとの共同事業である自動化農業システムパッケージ「Sustagram Farm」の農業用モデルハウスが、鹿児島県東串良町に竣工。タカミヤのハウス「G-Castle Neo48」に、AGRISTのピーマン自動収穫ロボット「L」が実装された。
ハウスに導入するロボットは、搭載されているカメラから得たハウス内のピーマンの画像をAIが識別・判断し、自動で収穫を行う。また、独自機能の収穫ハンドで茎を短くカットし、ピーマンの出荷基準の茎の長さにするため、収穫後そのまま出荷可能。ロボットを導入することで、収穫時の人手不足をサポートすることが期待されている。
また、ロボットがハウス内を移動しながら各農場ごとのオリジナルデータを集めることで、より効率的な営農の場や環境を提供する仕組みの搭載も予定。テクノロジーを活用することで、新規就農者だけでなくすべての生産者の収益が向上することを目標としている。
なお、タカミヤの農業用ハウスは、高軒高でありながらアーチピッチを極限まで広げ、高い採光性を確保。今回、AGRISTのピーマン自動収穫ロボット「L」に適応するために、ハウス内上部にワイヤー式のレールを作成し、ロボット「L」の導入を可能に。日々の管理作業を遮らないよう、ハウス内の高位置にロボットが旋回するレールを作成した。ロボット詳細はこちら。