2023年07月26日 19:27

アイリスグループのアイリスチトセが生産・販売するオフィスチェア「OBPシリーズ」において、原料として使用している海洋プラスチック再生樹脂の累計が5tに達した。
海洋プラスチックごみは、地球全体で増え続けている。そこで近年、沿岸50キロメートル以内の海洋プラスチックごみを回収し、再生樹脂として製品の原料に採用する取り組みが世界各国で進んでいる。国内でも、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が2022年4月1日に施行され、その取り組みが加速。
同社は、こうした動きに対応し、1脚あたり2.35kgの海洋プラスチック再生樹脂を原料として使用するオフィスチェア「VIGOR-OBP(ヴィガーオービーピー)」を昨年発売し、好評を博している。その後も、更なる海洋プラスチックごみの削減とチェアに対するニーズの多様化に対応するため、ラインアップを拡充してきた。
OBPシリーズにおける1脚当たりに使用する海洋プラスチック再生樹脂量は、「TASQ-OBP(タスクオービーピー)」「SIMFORT-OBP(シンフォートオービーピー)」「Cryst-OBP(クリストオービーピー)」で、それぞれ2.29kg、2.35kg、0.36kgに相当。国内における環境配慮型商品の需要の高まりにより、同シリーズの導入が増加した。同社は、今後も海洋プラスチック再生樹脂を活用した製品を積極的に推進し、資源循環の促進に取り組むことで持続可能な社会の実現に貢献する。