2023年07月26日 16:11

アートを通じてサステナブルな社会を目指す美術家・長坂真護の展覧会「長坂真護展 Still A BLACKSTAR – truth of capital -」が、8月23日~28日、日本橋三越本店にて開催される。

世界でも有数の電子機器の墓場と言われる、ガーナのスラム街「アグボグブロシー」。長坂真護さんは、アグボグブロシーやそこで暮らす人々との出会いをきっかけに、スラム街に集積した廃棄物を使ったアート作品の制作を開始。「サステナブル・キャピタリズム(=経済・文化・環境の3軸が好循環する持続可能な資本主義)」を掲げ、その売上を現地の人々へと還元する活動を続けている。

本展では、活動の原点である「ガーナ」シリーズを中心に、長坂さんの世界平和への願いが込められた作品の数々を展示・販売する。作品は、ガーナのスラム街の電子機器廃棄物の山を見た際の想いを形にした「ガーナ」、平和を祈った「月」、未来を描いた「新世界」など。また、スラム街に住む子ども達自身が描いた「スーパースターズ」や、自身の路上画家時代の作品群「路上時代」など、様々なテーマで構成されている。

そのほか、高さ4m超えの立体作品「Tea pot on capitalism」や、横幅7mを超える「War of capital」、自身の代表シリーズ「真実の湖」の新作などを初披露する予定。「2030年までに、ガーナ人1万名の雇用を通じ、「世界最悪のスラム街」を「公害ゼロのサステナブルタウンへ」という長坂真護さんの挑戦を体現する展覧会となる。