2023年07月25日 15:45

小説家・カツセマサヒコさんが、原宿の街を歩きながら体験できる、歩く小説「1461日」を7月25日より公開した。原宿を舞台にした男女の物語を、実際の場所に行き、音声で楽しめる内容となっている。小説を読むためには、東急プラザ表参道原宿の6階にあるフリースペース「おもはらの森」にあるQRコードを読み込む事が必要。その後は、スマートフォン一つで小説を体感できる内容となっている。
カツセマサヒコさんは、思春期真っ只中だった15の夏、「原宿で服を買う」という響きに多大な憧れを抱き、一人で竹下口に降り立ったことがあるのだとか。B系ファッションの店のお兄さんに薦められ、ダッボダボのデニムとパーカーを購入したという。カツセさんは、「あれから20年、自分が原宿の街を舞台に創作を考える日が来るとは思いもしなかった。」と語る。また、「歩く小説『1461日』は、皆さんのそれぞれの思い出を目一杯吸い込んだこの街を歩きながら、もう一つの物語を体験するエンターテイメント。非常に暑い時期の開催ですが、くれぐれも無理はせず、楽しんでいただけたら幸いです。」とコメント。
発行部数14万部超えを記録し映画化された人気小説「明け方の若者たち」の作者であるカツセマサヒコさんの新しい小説の形を、是非楽しんで欲しいとしている。なお本取り組みは、「Creator’s Power Spot 原宿」の一環として行われる。