2023年07月21日 19:48

ベルシステム24ホールディングスは5月より、同社の本社がある神谷町オフィスにて、障がい者従業員によるLED菜園の運用を開始した。本社に加え、7月からは、神奈川県横浜市にある「みなとみらいソリューションセンター」を皮切りに、他の拠点での野菜の配布も順次始めていく。
LED菜園では、人工光型水耕栽培により、土を一切使わずに、LEDの光・水・液体肥料・CO2を使用して野菜を育てる。栽培装置内はクリーンな環境が保たれているため、農薬を使う必要がなく、地球環境を保護すると同時に安心安全な野菜の栽培が可能。気候の影響を受けることなく、通年で計画的に栽培可能なため収穫量も安定しており、わずか5坪の菜園スペースであっても、露地栽培300坪に匹敵する年間収穫量を見込んでいる。
本取り組みでは、同社グループ会社で、障がいのある人の雇用促進を目的とする特例子会社「ベル・ソレイユ」の従業員が、ベビーリーフや小松菜などの葉物野菜の栽培・収穫等を担当。今回の本社での導入を皮切りに、全国の拠点への導入を進めていく。
同社では、これまでも障がい者従業員がやりがいを持って従事できる業務の創出を目的に、社内カフェ運営やチョコレート製造など活躍の場を広げてきた。ベル・ソレイユには、勤続10年を超える従業員が多く、さらなる活躍の場の拡張を目的に、LED菜園メーカー「キーストーンテクノロジー」協力のもと、今回の導入に至った。