2023年07月20日 12:59

WHO健康開発総合研究センター(WHO神戸センター:WKC)は、「WKCサマースクール」を、9月11日から約10日間(予定)にわたって開催する。

WHO神戸センターでは、地元貢献事業の一環として、国際保健分野での活躍を志す学生への啓発・育成プログラムを開催している。2022年初めての試みとして始まった「WKCサマースクール」を、今年も開催予定だ。「WKCサマースクール」は、日本全国から集まった学生たちが地球規模の健康課題についてディスカッションを行い、その成果をフォーラムで発表する取り組みとして始動した。WHOや日本に拠点がある国連機関、行政・研究機関の職員との対話も行いながら、地球規模の課題を特定し、解決策の提案に向けて取り組むことを目的としている。

2022年のサマースクールでは、「コロナ禍におけるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ」や「障がいと健康」「顧みられない熱帯病(NTDs)と地球環境」など、多岐にわたるテーマが探求課題として選ばれ、参加した16名の大学生・大学院生が各テーマに取り組んだ。感染症、自然災害、紛争や政治的対立、経済格差など、国際社会が直面している課題が多岐にわたるなか、若い世代から持続可能な社会を実現するための発信を行う場となる。

日程は、「WKCサマースクール」9月11日〜22日、「WKCフォーラム」10月1日。サマースクールへの応募は7月31日まで。実施場所は、オンラインおよびWHO神戸センターオフィス。実地研修は協力機関にて対面で実施。

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