2023年06月28日 19:09

WonderSpaceが手掛ける離婚テック事業のサービス「Re:con(リコン)」の公式LINEは、別居から離婚までの間に発生する婚姻費用を簡単に計算できる新ツール「婚姻費用シミュレーター」をリリースした。
日本では、離婚件数が減少傾向にあるが現在も年間約19万7千組が離婚すると言われており、そのうちの71.9%が、同年別居離婚(届出年に別居し離婚届を届け出た離婚)とされている。また、離婚が認められる条件の1つである「婚姻関係が破綻している」を認定する要素として「別居の事実」が挙げられることにより、離婚のために3年~5年ほどの別居を選択する人も。
離婚前に別居する人が非常に多い一方で、「費用面が不安で別居に踏み切れない」「算定表を使って調べても婚姻費用を出すのが難しい」など、別居のための費用の問題は大きな壁。特に、夫婦が別居する際に収入が少ない側が収入の多い側に支払いを求めることができる生活費、いわゆる婚姻費用に関する相談が度々寄せられてきた。
そこで同社では、正しく婚姻費用を受け取るための第一歩として利用してほしいと「婚姻費用シミュレーター」を用意。子どもの人数や年収に関する6つの質問に答えるだけで、婚姻費用の概算(月額)をトーク画面上で自動で算出。既にリリースしている「養育費シミュレーター」と同様に、裁判所が公開している算定表に基づいて制作している。アナログな仕様かつ複雑で使いづらい算定表だが、公式LINEのツールに落とし込むことで誰でも簡単に使用できる。