2023年06月22日 15:28

チームラボは、7月14日〜11月5日まで、夜の森のミュージアム「チームラボ かみさまがすまう森 – ジーシー」を御船山楽園(九州・武雄温泉)で開催する。
1845年(江戸後期)に、50万平米にも及ぶ森の中に創られた御船山楽園。古来より大事にされてきた森の一部に、曖昧な境界線で造られた庭園だ。敷地には、日本有数の巨木である樹齢3000年以上の神木や、樹齢300年の大楠、巨石の磐座(いわくら)や、1300年前に名僧行基が彫ったとされる五百羅漢などが点在する。
「チームラボ かみさまがすまう森 – ジーシー」は、暗闇に広がる森の中に入ることで始まる。光と音、近づくことで反応する植物のインスタレーションなどが特徴的で、森の中を歩いていると、光の滝や、巨石に咲いては散る花々、人の動きに合わせて光り輝く木々、池の水面にプロジェクションされた魚の群れによって描かれる作品などが現れる。本展においてチームラボは、自然と人間と時間の関係性をテーマに、デジタルテクノロジーを用いた新しい表現を模索している。
本展は、チームラボが2015年からライフワークとして活動を続けてきた展覧会で、この地で多くの新しい作品が模索され、制作され続けている。今回、1845年からあったのではないかとされる石畳の道が発掘され、新たな作品として公開される。道は御船山楽園の庭園から樹齢3000年以上の巨木へと続き、歩くペースによって音楽体験が変わる空間となる。
会期は7月14日〜11月5日。チケットは6月30日販売開始。場所は、御船山楽園(佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100)。