2023年06月21日 15:06

国立西洋美術館は、誰でも気軽にそれぞれの鑑賞スタイルで美術館を楽しめる、常設展・企画展が観覧料無料となる1日「にぎやかサタデー」を8月26日に開催する。

国立西洋美術館はフランス政府から寄贈返還された松方コレクション(モネやルノワール、ロダンらの名品を含む)を基礎に、西洋美術に関する作品を広く公衆の観覧に供する機関として、1959年4月に発足した。本館は、フランスの建築家ル・コルビュジエの設計により、1959年3月に竣工し、2016年に世界文化遺産に登録された。

「美術館では静かにしなくてはいけないから緊張する」「小さな子ども連れだとなかなか展覧会には行きづらい」そんな人にも気兼ねなく美術館での作品鑑賞を楽しんでもらいたい。その想いから、作品について自由に話してもらうことで、作品鑑賞の驚きや喜びの輪がさらに広がる日「にぎやかサタデー」を開催する。当日は、キッズスペースや授乳室も設置し、年齢を問わず作品鑑賞を楽しめる企画を用意している(通常の開館日の来館者同士の会話を制限するものではない)。モネの「睡蓮」やロダンの「考える人」を展示している常設展では「この絵をさがしに行こう!」企画を実施。企画展では「スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた」を開催中。鑑賞体験をより深めるための問いかけや作品解説を掲載した小冊子を配布する。

料金は無料(但し、ショップや「CAFE すいれん」を利用の場合は別途料金がかかる)。開催日は8月26日。開館時間は9時30分~20時。会場は、国立西洋美術館(常設展/企画展)。

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