2023年06月16日 19:47

高槻市は、7月15日、戦国武将でキリシタン大名でもある高山右近が城主を務めた高槻城跡に建つ高槻城公園芸術文化劇場で、当時に右近のまわりで奏でられていたであろうルネサンス音楽の演奏会を開催する。文化財課学芸員が右近の姿に迫る歴史解説もあり、右近の魅力を存分に感じることができるイベントとなる。
キリシタン大名として知られる戦国武将・高山右近は、織田信長、豊臣秀吉に仕え、一時は高槻城主を務めた。当時はキリシタンが各地に存在し、1582年から1590年の間は、天正遣欧使節がローマに派遣されていた。
演奏会では、当時、欧州各地で盛んに演奏されていたグレゴリオ聖歌「おお、栄ある聖母よ」、「千々の悲しみ」など、右近も聞いていたであろうルネサンス音楽を奏でる。あわせて、高槻市文化財課学芸員の西本幸嗣さんが、戦国時代を生きた右近の半生を振り返りながら、当時の日本の西洋文化との触れ合いについて解説する。かつて城主を務めた高槻城跡に建つ高槻城公園芸術文化劇場で、当時の音楽を聴きながら、右近とその時代に想いを馳せることができるイベントとなる。
演奏会は7月15日。開演14時(開場13時半)。会場は、高槻城公園芸術文化劇場南館太陽ファルマテックホール(全席指定)。料金は一般3000円。※高槻文化友の会割引あり。
高槻城公園芸術文化劇場公演・イベント情報(高槻城公園芸術文化劇場ホームページ)