
grooves(グルーヴス)は、同社が運営するキャリア支援サービス「Forkwell(フォークウェル)」に登録する20~60代までのエンジニアを対象に、「ITエンジニアの年収と幸福度」について調査した。
「Forkwell」は、2012年にローンチした、職務経歴や経験技術などのプロフィールを登録できるポートフォリオサービス。ITエンジニアに特化した求人・転職支援サービス、イベントやセミナーの開催を通じてITエンジニアのキャリア支援を行っている。
幸福度のピークは、アンガス・ディートン教授が受賞した2015年のノーベル経済学賞によって明らかになった。その研究によれば幸福度のピークは、7万5000ドルとのこと。日本のITエンジニアの平均年収は、幸福度のピークには大きく及ばない。そこで今回はフォークウェル会員259名を対象に、直近1年間の年収の増減と人生の幸福度を調査した。
「高い年収を提示しても、ITエンジニアを採用できない」という悩みをよく耳にする。今回の調査では、自身の夢や家族のために時間を有効に使えること、また職場に自身のスキルアップを望める環境がある場合は年収に関係なく幸福度が高い傾向が見られた。「仕事もプライベートも生活の一部であり、両方が充実することで人生が豊かになる」という考え方のもと、リモートワークやハイブリッドワーク、フレックスタイム制度の導入など、柔軟な働き方を導入しワークライフインテグレーションを促進することで、優秀なITエンジニアの採用につながるのではないか。調査レポート完全版は、すべてのグループの分析と傾向、実際の声を掲載している。