2023年06月09日 15:44

「シャプラニール=市民による海外協力の会(シャプラニール)」は、「ホンノ、キモチです。」キャンペーンを、児童労働反対世界デーである6月12日~8月11日まで実施する。

これは、不要になった本、CD、ゲームソフト・ゲーム機等を再活用して、児童労働の予防・削減の活動等を支援するもの。ブックオフが提供する、不要品を無料で集荷、査定し買い取り額が寄付となるサービス「キモチと。」を通じた、誰もが自宅から参加できる寄付アクションとなっている。期間中は、寄付物品の買い取り金額に10%が上乗せされ、シャプラニールへ全額寄付される。本キャンペーンには、本1冊から無料の集荷に申し込める。

シャプラニールの活動するバングラデシュには170万人、ネパールには110万人(いずれも5~17歳の子ども)と、南アジア地域でも人口に占める児童労働者数の割合が特に多い。シャプラニールでは長年、「子どもが働くことのない社会の実現」をめざし、活動地の行政や地域住民と実施しながら、初等教育支援、児童労働予防削減支援等に取り組んできた。

「キモチと。」を通じ集められた物品は、2020年6月~2023年5月までに1500万円相当の寄付となっており、シャプラニールの活動に役立てられている。例えばネパールでは、児童労働の予防と削減の事業の場合、本・マンガ10冊(約400円)で、子ども1人が学校で必要な文房具1カ月分相当に。また、ゲームソフト10点(約1000円)で、子ども1人分の公立学校入学費相当になる。詳しくはこちら