
アールティは、食品等の不定形物3D認識を行う推論モデル作成モジュールと、オブジェクト検出モジュールを搭載した「NEKONOTE Vision Ver.1.00」を、ピック&プレイスロボット向けシステムとしてリリースする。
アールティが開発した「NEKONOTE Vision Ver.1.00」は、ピック&プレイスロボット向けのビジョンシステムであり、食品等の不定形物3D認識技術の新たな応用範囲を切り拓く革新的なソリューションだ。この画期的なソリューション開発は、AI/ロボティクスの進化を食品業界にもたらすことを目的としている。同社では2016年から食品業界向けの不定形物3D認識ソフトウェアの開発に取り組んできた。具体的にはアールティの人型協働ロボットFoodly、野菜ピッキングロボットNEKONOTE Vegepickerをはじめとする食品工場向けのシステムに搭載していた、食材バラ積み取り出しのための食品(不定形物)認識技術だ。食品工場向けのロボットやシステムを多数手がけ、実生産ラインへの導入も行っている実績を踏まえ、活用しているビジョンシステム単体を「NEKONOTE Vision Ver.1.00」としてリリースする。
「NEKONOTE Vision Ver.1.00」は、RGB+距離画像を入力とする推論モデル作成モジュールと、オブジェクト検出モジュールの2つが含まれている。これらはアールティ独自の技術とディープラーニングを活用することにより、不定形物の認識を行うための推論モデルの作成と、作成した推論モデルを使用したオブジェクト検出を実現する。