2023年06月05日 16:10

早川書房が2023年6月にあらたに立ち上げる新書レーベル「ハヤカワ新書」。この創刊ラインナップ5点は、「NFT電子書籍付」版と同時発売される。
「NFT電子書籍付」版とは、紙の新書にNFT化された電子書籍が付いてくるもの。書籍の本篇と同じ内容をNFT化し、電子書籍として付加するのは、世界初の事例。購入した読者はスマートフォンから、「FanTopアプリ」上のビューアで電子書籍を快適に読むことができる。
NFT電子書籍は、閲覧権だけが与えられる従来の電子書籍とは異なり、読者が電子書籍を閲覧する権利をNFTとして保有。メディアドゥのNFTサービス「FanTop」上で、譲渡・二次流通(売買)することができる。これによって、これまで存在しなかった「電子書籍の二次流通市場」を創出。NFTのコンテンツを紙の書籍に付加することにより、書籍の物理的な限界を突破する。また、紙の本の中古販売では著者・出版社に収益はないが、「FanTop」上での転売時には著者・出版社にも使用料が入り、権利者への適切な収益の還元が行われる。
作品によっては、追加のテキストや動画、音声、画像など、NFT電子書籍だけで楽しめる限定コンテンツを収録。将来的には、NFT電子書籍にその書籍が原作となった映画や、著者が執筆中に聴いた音楽を、権利元の許諾を得て付加することなども可能に。読者はNFT電子書籍を「FanTop」上で売買したり、家族や友人にプレゼントしたりすることができる。詳しくはこちら。