2023年06月01日 09:05

HIDは、ICカードの材料として従来のPVC(プラスチック)に代わり、持続可能な調達による竹材を使用した「Seos Bamboo(Seosバンブー)」クレデンシャルを発表した。

受賞歴を持つHIDのSeosセキュリティ製品群に新たに加わるこの竹製カードは、HIDがEco Cardsとして展開する物理アクセスセキュリティ製品の第一弾。竹材は、森林管理協議会(the Forestry Stewardship Council、FSC)の認証を取得しており、責任ある森林管理のもと、環境、社会および経済的な利益にかなう材料を使用している。物理カードを用いるアクセスが必要な用途で、より環境にやさしいバリューチェーンを届けられ、また国際的なグリーンビルディング認証の取得にも寄与する。

最近公開されたマーケットレポートやHIDが発表したセキュリティとID産業の現状レポートなどの報告書で示されるように、企業などの多くの組織では、気候変動対策や持続可能性を優先課題として位置付け、エネルギー消費量や廃棄物の低減に加え、可能な限り再生可能かつ環境に優しい材料を取り入れる動きが進んでいる。

竹は、成長速度が早く、また従来のカード材料に比べて多くの水資源や農薬を必要としない再生可能な材料。HIDは、イノベーションの継続によって、セキュリティ性能と利用者の利便性を損なわない、竹材を用いた高セキュリティのICカードの開発を実現した。

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