2023年05月31日 15:23

ヤマハは、楽器に使用する木材についての情報や、当社の木材や森林保全への取り組みを紹介するとともに、関連する試作品の展示を行う「『楽器の木』展」を、ヤマハ銀座店にて開催中。第一弾の「アップサイクリングギター」の展示に続き、第2弾として「サステナブルキーボード」の展示を、5月31日~12月4日までおこなう。

本展示は、試作品の展示をメインに、木の特徴と音の関係性や、希少木材に代わる素材開発、環境保全への取り組みなどをテーマにしたコラムで構成されている。木材の実物展示もあり、実際に触れて、見て、体感できる展示内容。

第2弾では、2種類の「サステナブルキーボード」として、「DIYタイプ」と「アンティークタイプ」の試作品を展示する。電子ピアノの鍵盤は、通常プラスチックから作られるが、「サステナブルキーボード」には、さまざまな楽器づくりで発生した未利用材を使用している。また、白鍵部分に使用されるプラスチックを木材に置き換えることで、製品1台につきプラスチックを1.1kg削減した。

これらの試みでは、材料の持続可能性だけでなく、木材の新たな質感や表情を作ることも目指した。人々の暮らしで長く愛用される「DIY」と「アンティーク」をコンセプトに、「懐かしいけれど新しい」デザインになっている。なお、「アンティークタイプ」は自由に演奏することができる。詳しくはこちら