2023年05月18日 15:40

島根県立大学は4月29日に、「石見銀山まちを楽しくするライブラリー」をオープン。6日間(4月29~30日、5月4~7日)に、延べ2000名程の来館者があった。

本ライブラリーは、地元で義肢装具の製造販売を手掛ける中村ブレイス社の中村俊郎会長の「地域に学びの場を作り、町に学生の活動で活力を与えたい」という思いと、島根県立大学の「地域とともにあゆむ」という考え方が共感。連携協定のもと、旧松原邸という屋敷を中村ブレイスの古民家再生事業の一環として改装し、施設運営を島根県立大学が行っている施設。

大学だけが使用する単なるサテライトキャンパスではなく、地域住民や観光客が利用出来るライブラリーカフェ兼コワーキングスペースとなっている。施設内には、書架(絵本約200冊、一般書約200冊)カフェ、コワーキングスペース、ミーティングラウンジ、ギャラリー、プール、ゼミスペース等を備えている。

企画と運営を学生が行う事自体を学びの機会と捉え、無料で開放する木曜日~日曜日(月曜日~水曜日は大学が利用)はカフェでの飲食が出来る。その他、コワーキングスペース(有料)や学生の企画した展覧会を行うギャラリーの運営も行っている。館内の本はお気に入りの場所で自由に閲覧することが可能。ゴールデンウィークの営業期間中(6日間)には延べ2000名程の来館者が有り、思い思いの時間を過ごして楽しんだ。