2023年05月17日 19:06

IHGホテルズ&リゾーツは、「ANAクラウンプラザホテル」のユニフォームに、環境配慮型の高品質素材を採用した新ユニフォームを開発。今後、日本国内のANAクラウンプラザホテルに段階的に導入していくことを発表した。

新ユニフォームの開発にあたっては、全国のホテル従業員を対象にアンケートを実施。グローバルとしてのブランドの統一感は踏襲しつつ、ホテル従業員が気持ちよくサービスを提供できるよう、快適で動きやすくシワになりにくい機能性を重視して仕上げた。また、サステナビリティに配慮するIHGの企業姿勢を反映し、再生ポリエステル素材「RENU(R)(レニュー)」を採用。伊藤忠商事の子会社であるユニコに企画製造を依頼した。

RENU(Rは、伊藤忠商事がサーキュラーエコノミ―(循環型経済)の実現を目指して展開している、再生ポリエステル素材。これまで廃棄されてきた、不要になった衣料品や生産時に出た残反・裁断くず(生地)を有効活用することで、石油をはじめとする化石資源の使用量削減に貢献する。

ANAクラウンプラザホテルの新ユニフォームは、カーディガンを除くすべての製品をポリエステル100%の素材で構成し、ポリエステルの31%はRENU(R)を使用している。また、ユニフォームを使用した後は、伊藤忠商事とecommitが展開する「Wear to Fashion」の仕組みを使って回収。ポリエステル100%の製品はRENU(R)の原材料とすることで、サーキュラーエコノミーの実現に貢献する。