2023年05月17日 15:13

パルシステム連合会は、6月3日、北海道の酪農を応援するオンラインイベント「ミルクをおいしく楽しモウ!」を開催する。
イベントでは、よつ葉乳業とホクレン農業協同組合連合会から講師を招き、オンラインによる工場見学を交えて北海道の酪農を伝える。よつ葉乳業とホクレンは、パルシステムオリジナルの「こんせん72牛乳」をはじめとする乳製品を製造、供給している。乳製品の活用レシピなどミルクをおいしく楽しむアイデアや、よつ葉乳業の生乳を使用したパルシステムの人気商品を紹介し、乳製品のおいしさと魅力を伝える。
国内の酪農家戸数は1963年の42万戸から減少の一途をたどり、2013年に2万戸を切った。政府は2014年の国内生乳量の減産に伴うバター需給ひっ迫の事態を受け、以降増産政策をとってきた。2017年には増産傾向に転じたが、コロナ禍による休校などの影響を受け2020年以降は生乳の余剰が続いている。国際情勢悪化による飼料価格や光熱費高騰で生産環境が悪化するなか、生産者は厳しい状況に置かれている。乳牛は、生まれてから搾乳できるようになるまで、2年以上の年月を要する。工業製品とは異なり生産量の調整が困難な生乳は、一部の農家では廃棄する状況も生まれている。パルシステムはこれからも、産地の現状を利用者と共有し、消費の力で持続可能な生産を応援していく。
開催日時は6月3日10時~11時30分。申込締切日は5月29日。開催方法は、YouTube Live配信。