2023年05月11日 09:48

ベネッセコーポレーションは、全国45自治体と「全国自治体リスキリングネットワーク」を発足した。
ベネッセは、2020年12月から、「Udemy Business」を活用した行政・自治体向け人材育成プログラムを提供しており、2023年度は全国50以上の自治体で導入予定となっている。全国の自治体では、DXや地域産業、人材不足への対応が喫緊の課題となり、中小企業や自治体におけるDX推進の動きが強まっている。一方、ベネッセが2021年に自治体に行ったDX推進に関する調査では、回答者の約9割(88.6%)が「部門や職員によってIT知識に差があり、話を進めるのが難しい/話を進めるのに時間を要する」と回答しており、「DXと言っても何から学ぶと良いのか、どう学べばよいのか分からない」という意見も約9割(85.6%)の回答者から寄せられた。また、ベネッセが自治体にヒアリングを重ねる中で、各自治体は似たような課題を持っているものの、その課題を共有したり、DX人材育成の先進事例を知る機会がなく、自治体間で情報交換できるプラットフォームづくりが必要であることが分かった。
このような背景から、ベネッセは日本初の「全国自治体リスキリングネットワーク」を発足し、自治体に特化したプラットフォームの運営を通して、全国の自治体および中小企業におけるDX推進や、市民のリスキリング支援をより一層強化する。まずは特設サイトやメルマガ配信を通して、各自治体の取り組みを発信するとともに、テーマ別の分科会や、エリア別の情報交換会、ワークショップ等を開催していく。