2023年04月20日 15:23

メタジェンセラピューティクスは、4月20日より、クラウドファンディングサービスREADYFORを通じた、「腸内細菌ドナー」志願者の募集を開始した。
「腸内細菌叢バンク」では、便を提供できる「腸内細菌ドナー」を募集・スクリーニング。その後、「腸内細菌叢移植(FMT)」を行う際に、患者に移植する腸内細菌叢溶液を便から調製し、医療機関に届ける仕組み。また腸内細菌叢バンクは、腸内細菌を用いた医薬品の研究開発の基盤ともなる。
近年、腸内細菌に関する研究の進展とともに、腸内細菌を用いた医療や医薬品開発が進んでいる。日本においても、腸内細菌叢移植(FMT)が先進医療として承認され、臨床研究が進められている。今後、腸内細菌による医療や医薬品開発をさらに推進していくためには、多くの「腸内細菌ドナー」を集めることのできる「腸内細菌叢バンク」を構築することが必要。
しかし腸内細菌ドナーとなるまでの過程では多くの適格性検査を必要とするため、「検査コスト」「ドナーの時間的負担」など、腸内細菌叢バンク全体の運用にあたってはさまざまな課題があった。
そこで同社では、クラウドファンディングサイト「READYFOR」を活用。腸内細菌ドナーになるための第1次適格性検査である「ウェブ問診」および「腸内細菌叢検査」に協力できる腸内細菌ドナー志願者の募集を試験的に行う。同時に、腸内細菌叢バンク構築の支援者を募り、支援者とともに、腸内細菌叢バンクの持続可能な運用方法について検討を進めていく。詳しくはこちら。