2023年04月19日 19:22

ジェイビーエフサプライは紙とOPPフィルムを糊で製袋することで中身が見えるノンラミパックを開発した。紙とPPなどを貼り合わせるラミネート加工を必要としないため、流通しているヒートシールタイプの紙パッケージに比べてプラスチック使用量の削減と大幅なコストダウンを実現した紙包材となる。
持続可能な社会の実現に向けてプラスチックごみによる海洋汚染問題が取り沙汰される中、世界各国でプラスチック使用量削減などの環境へ配慮した取り組みが進められている。日本でも紙パッケージを採用する企業が増えつつあるが、文具や雑貨のパッケージとして一般的に採用されているヘッダー付きのOPP袋を紙包材にする場合、「中の商品が見せられない」といった課題があった。
また、ヒートシール方式による製袋加工が一般的なため、紙とプラスチックフィルムを貼り合わせるラミネート加工が必要となる。そこで、50年以上にわたりビジネスフォーム印刷で培ったジェイビーエフサプライの製袋技術を用いて、OPPフィルムと紙を糊で接着することでラミネートが不要で中身が見えるノンラミパックを開発した。
ノンラミパックは紙とOPPフィルムを糊で接着することで、中身を見せながらプラスチック使用量の削減を実現したパッケージとなる。また、重量比は紙が最も大きくなるため、紙製容器包装に分類され紙マーク表記となる。
オフセット印刷は微細な仕上がりを得意としている。UVインキを使用することで乾燥性の高さから、インキの定着が良くなる。