2023年04月19日 12:52

御船印めぐりプロジェクト事務局は、船会社等のプロジェクト参加社が100社を達成した。

神社仏閣を参拝した証として集められる御朱印の船バージョンが「御船印」。日本各地の船会社・海事博物館がオリジナルで印を発行し、窓口や船内などで購入できる。印のデザインは、各社の特徴を表現したものであり、航路や船体、観光地のシンボルなどが描かれている。また、御船印集めに便利な「公式船印帳」も各種販売中。集めた御船印の数だけ思い出が増える、新しい船旅の楽しみ方が「御船印めぐり」だ。

日本旅客船協会の公認事業として、同プロジェクトが始動したのは2021年4月1日。コロナ禍で観光関連産業は大きな打撃を受けたが、船旅の非日常感や御船印を集める楽しさが徐々に認知され、さらに旅客船協会の支援・協力の後押しを受けて参加社が増加。目標に掲げていた2024年3月よりも大幅な前倒しとなる、約2年での100社達成となった。

これまで同プロジェクトでは、船員の教育・養成を担う独立行政法人海技教育機構(JMETS)とのコラボ船印帳を販売(売上の一部は船員教育支援として寄付)したり、神戸市との事業連携を行ない、地域称号の新設や、同市内のホテルや民間企業とのコラボ企画を実施したりするなど、業界や地域の活性化等にも取り組んできた。プロジェクト開始から3年目を迎えた2023年は、新たな称号の設定や初の御船印ユーザー投票「御船印アワード」を実施予定。6月には、神戸ポートピアホテルとのコラボイベントとして、宮崎カーフェリーの新造船「たかちほ」の船内や同ホテル内の船にまつわる施設を見学できる注目のイベントも控えている。

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