2023年04月13日 09:05

武蔵塗料の「バイオペイント」で表面仕上げを行ったヒノキ材の天板テーブルが、商店建築4月号に紹介された。

商店建築4月号では、「環境に配慮した新しい塗料のスタンダードへ」という特集を掲載する。三菱ケミカル・クリンスイが、2021年7月に三重の商業リゾート施設「ヴィソン」内に自社の理念を発信することを目的としたコミュニケーションスペース「クリンスイハウス」をオープン。スペース内に設置されている、武蔵塗料の「バイオペイント」で表面仕上げを行ったヒノキ材の天板テーブルが紹介された。

バイオペイントは植物由来の再生可能資源を利用した原材料を使用し、色と機能で社会を豊かにすると共に持続可能な社会の実現に貢献することを目指した製品。植物由来の再生可能資源を使用することで、従来の塗料と同等のパフォーマンスを発揮しながら、温室効果ガス/CO2排出を抑制し、ポリカーボネートジオールの特徴である耐久性、耐薬品性に加え、柔軟性、耐汚染性や特徴的な触感など優れた機能が付与されている。

環境への意識はユーザーの中でも高まっているため、設計する側はそれらの知見を持ってデザインに取り組む必要があるが、環境を配慮したプランを考える上で一つの壁となるのが、建材や仕上げ材といったマテリアル。

「クリンスイハウス」内には、機能性とデザイン性に優れたコントラスト家具の製造を手掛けるFLACEによる家具が並んでいる。ヒノキ材の天板を用いたテーブルには、表面仕上げに塗料「バイオペイント 」が用いられた。

「商店建築4月号」掲載ページ