2023年03月16日 15:27

日立ソリューションズは、受注予測モデルを生成して、経営者やマネージャーの迅速かつ的確な意思決定を支援する「AI売上予測ソリューション」を、3月24日から提供開始する。
企業にとって、売上予測は意思決定に用いられる重要な情報。これまで同社では、情報の量や精度にバラツキのある案件情報をもとに営業担当者が売上予測を行い、時間や手間をかけて業績レポートを作成してきた。売上予測の精度を高めるためには、案件発生から受注に至るまでの相関関係を、顧客特性や過去実績など大量の情報を基に算出する必要がある。しかし、時間が経てば営業活動状況も変わるため、算出ロジックを考えて完成させる難易度は非常に高く、予測値の精度が低くなり、経営や現場の意思決定に活用するには不十分なものになってしまうことが課題だった。
本ソリューションでは、Salesforce, Inc.の「Salesforce Sales Cloud」に登録された営業活動や顧客特性などの情報をもとに、機械学習によって利用者専用の受注予測モデルを生成。さらに生成したモデルを使って、最新の営業活動状況からリアルタイムに予測を行い、予測結果を売上計上月とマッチさせることで、月別の売上シミュレーションなども可能とする。
これにより、営業担当者は業績レポート作成に費やす負荷が軽減され、経営者やマネージャーは精度の高いデータに基づいた迅速かつ的確な判断ができるようになる。