2023年03月10日 13:07

惣菜を盛り付ける人型協働ロボット「Foodly(フードリー)」を開発するアールティは、食品工場への協働ロボット導入ハードルを下げるため、Foodlyの月額レンタルサービスを開始。また開始に伴うキャンペーンとして、1週間の無料お試しレンタルも期間限定で実施する。

食品製造業の多くの現場で、人手不足対策や生産効率向上などの課題解決のために自動化ラインやロボットの導入に関心が寄せられている。一方で、近年の円安傾向や世界情勢による原材料の価格高騰などで予算が圧迫され、高額な設備投資が難しいという企業の声もあるのが現状。

Foodlyは、自然由来で不定形な食材を扱い、弁当惣菜などの多品種少量生産を行う中食(なかしょく)の分野での盛り付け作業自動化を行うために開発された。独自のAIビジョンシステムによりばら積みの食材をひとつひとつ認識してピッキングし、ベルトコンベア上の容器に盛り付ける。

従来は買い切り型のみの取り扱いだったが、昨今の情勢を受け、食品工場への導入ハードルを下げるために月額レンタルサービスを新たに開始。買い切り型に比べて初期費用が下がるだけでなく、自社資産にならないため税金や会計上のコストも抑えられる。レンタルを通じて協働ロボットの導入イメージを作ってもらうことで、食品工場の自動化・省力化を推進していく。レンタルの対象は首都圏に食品工場を持つ企業を予定し、要望に応じて今後拡大予定。詳しくはこちら