2023年03月07日 15:28

ライドオンエクスプレスホールディングスは、グループ企業が展開する、宅配寿司「銀のさら」において、社内教育ツールとして「mibae(ミバエ)」を開発。一部の「銀のさら」店舗への導入を開始した。「mibae」は、桶に盛り付けたお寿司を撮影すると、AIが一つ一つのネタを認識して、寿司桶の見栄えを評価・採点するアプリ。人が評価する基準と同様の採点基準で、平等にお寿司の盛り付けを点数化して評価することができる。

今まで「銀のさら」の寿司を作る教育現場では、作った寿司を評価する際に、教育担当者によって評価基準に差が出てしまうという課題があった。そのため、教育担当者から、「銀のさら」の商品として見栄えを全国で統一させるために、「属人化しない採点基準をもったシステムが欲しい」という声が上がっていた。

そこで、AIが自動でお寿司の見栄えを採点してくれるアプリの開発を開始。識別精度を高めるために、一つのネタに対して1000枚以上の写真を分析し、どんな角度や光の当たり方でも、それぞれのネタを正確に識別できるようにした。また、どうしても点数だけでは表しきれない「美しさ」の判断についても工夫を行った。人の感覚で判断される盛り付けの「良い」「悪い」を数値化するために、感覚的な「美しい桶」「普通の桶」「美しくない桶」等を作って認識させ、採点に反映をさせることが出来るようになったという。

同社では、今後、順次全国の「銀のさら」店舗への導入を進め、社内教育ツールとしてのさらなる拡充を進めていく。