
NeUは、運転を業務とする人々を対象に、安全運転に重要な脳の機能を鍛える「運転脳トレ」サービスを3月1日より提供開始する。
NeUは、東北大学、日立ハイテク、三井物産を主要株主とした脳科学ベンチャーカンパニー。運送業の事故による死傷年千人率は8.55と全産業平均の約4倍と高く、より一層の安全運転が求められている。一方、交通事故の原因の8割以上が認知ミスや判断ミスによるものだと言われており、運転に必要な脳の機能を向上させることにより、安全運転や事故の低減に寄与すると考えられる。また一般に、年齢とともに脳の機能が衰えると運転能力にも影響することが考えられるため、ドライバーの高齢化の対応策としても重要だと考え、今回、運転技能の向上に特化した認知機能のトレーニング「運転脳トレ」を開発した。
「運転脳トレ」は、スマートフォン用のアプリとして提供され、1日約5~10分実施してもらうことで、安全運転に必要な頭の回転、注意力、予測力などの認知機能を高め、運転技能を向上させることができるサービスだ。毎日脳トレを実施した成果は、毎月1回の「脳年齢チェック」で認知機能のレベルや向上度合いとしてチェックする。脳トレおよび脳年齢チェックの実施状況と結果は専用の管理画面(Web画面)で表示することができので、事前に登録した管理者がいつでも確認することが可能だ。「運転脳トレ」は同社CTOの川島隆太博士が脳科学の知見およびエビデンス基づき開発を行っており、脳トレによりQuality of Drive(運転の質)が変化することで安全運転だけでなくエコドライブなどにも効果が期待できる。