2023年02月24日 09:03

静岡県は、「野菜マシマシ」餃子を開発。自販機等で販売をスタートした。
普段野菜をあまり食べない人でも、餃子ならついつい食べてしまう。そんな「自然に野菜を食べることのできる環境づくり」を目指し、静岡県が、外食企業、料理研究家・インスタグラマー、地域づくりNPO、静岡県内の大学とタッグを組み、「野菜マシマシ」餃子の開発を進めてきた。
県民の野菜摂取量は、男性274g、女性243gと、目標の350gには約70~110gが不足しているが、「野菜マシマシ」の餃子は6個で約80gの野菜を使っており、あと餃子を一皿追加することで野菜不足解消の一手となる。開発した餃子は、3月1日~31日まで、自動販売機など県内7か所で試行的に販売する。
本県の健康課題として「脳血管疾患による死亡の多さ」があり、脳血管疾患の要因の一つである高血圧対策が重要である。高血圧には食塩の摂り過ぎが大きく関わっていると言われているが、県民の食塩摂取量は、国の目標量を大きく上回っている。この食塩の摂り過ぎに対しては、これまで主に減塩に向けての取組を行ってきた。更なる野菜摂取量の増加を目指し、産学官連携により、「自然に野菜を食べることのできる環境づくり」に取り組んでいる。
テスト販売では、「旨味たっぷり餃子」、「スタミナ旨塩餃子」を販売。販売時期は、3月1日~31日まで。販売場所は県内5か所の自動販売機、2か所の無人販売店。販売価格は36個入り1000円(税込み)。※無人販売店では、「旨味たっぷり餃子」と「スタミナ旨塩餃子」各18個入りのセットも販売。1000円(税込み)。