2023年02月22日 09:54

クマヒラは、様々な水害から重要設備や地下設備を守る「セルフタイト防水ドア3」を2月15日より販売開始した。
異常気象による局地的豪雨やそれに伴う河川の氾濫、地震による津波など、水害はあらゆる場所で起こりうるリスクとなっており、防水扉等による対策が求められている。一方で多くの防水扉は、浸水防止性能を発揮するため閉扉時に締付操作が必要であったり、電気錠に非対応であったり、通常の扉とは使い勝手が大きく異なる点が課題だった。同社は、高い浸水防止性能と耐水圧性能が求められるインフラ施設、研究施設等で多数の防水扉を採用されており、今回、締付け操作不要で最高クラスの浸水防止性能を備えた「セルフタイト防水ドア3」を開発した。
「セルフタイト防水ドア3」は、締付けハンドルなどによる浸水防止操作がなくても、通常の自閉動作で浸水防止性能を発揮できる。漏水量0.001㎥/h・平方メートル以下(JIS Ws-6等級相当・JSTM HWL-5等級相当)の最高クラスの浸水防止性能と、3m以下の浸水高さに対応した耐水圧性能を備える。止水構造を施したレバーハンドル錠を採用しており、電気錠にもオプション対応しているため、入退室管理が必要な通用口のような場所でも使用することが可能だ。また、同製品は常時閉鎖式の特定防火設備(例示仕様)に沿った構造となっている。普段は通常の扉のように使いながら、万一の水害発生時には室内の設備等をしっかりと守るので、従来は防水扉の導入が困難だった場所にも浸水対策を行うことが可能になる。