2023年02月15日 12:46

KOMPEITOが展開する置き型健康社食「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」は、JAあいち経済連と連携。廃棄野菜の有効活用による環境や持続可能な開発目標(SDGs)に配慮した商品を、共同で企画し、開発に取り組んでいる。第1弾となる今回は、愛知県産アスパラガスの長さを揃えるためにカットした軸の下部を活用した、アスパラガスのポタージュスープを共同開発した。
通常、アスパラガスの軸の下部は、そのまま食べるには筋張って硬さもあることから長さを揃えるために切り落とし、平均1~2cmは端材として廃棄される。同社の開発者によると、JAあいち経済連から「切り屑が年間約20トンも発生し、廃棄している。それを有効活用した商品を企画開発してOFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)で販売できないか」と相談を受けたという。
そこでこのたび、その端材を原料に使用し、すりつぶして牛乳と合わせポタージュスープにした。アスパラガスの風味、繊維感が楽しめるほか、マッシュルームの旨味、玉ねぎの甘味と組み合わせることで、深みのあるポタージュスープに仕上がっている。青臭さが気にならないようマッシュルームの旨味と玉ねぎの甘み、バターのコクを足して味わいを工夫した。なお、化学調味料不使用。
同社では今後も、フードロス削減の一環として、出荷加工の工程で廃棄される端材や規格外野菜を有効活用し、環境へ配慮した商品開発に積極的に取り組んでいく。