2023年01月11日 12:53

熊本市古町で築140年の歴史を有する「早川倉庫」は、地域貢献に資する可能性を探りながら倉庫の利活用を進めることを目指し、リノベーションのための資金を募集する。
目的は、人と人の出会いを通してそれぞれの発想が昇華され、実践に向けたイメージが膨らんでいくような場を提供すること。そのための機能として「デスクワーク(調査・設計)」「スタジオ(創作)」「サロン(談話)」が融合したような空間づくりを目指す。合わせて、早川倉庫という特性を活かし、ここで生まれた企画を母屋1階の多目的スペースや中庭等を利用して、実験的な試行事業として実践・具現化することも考えている。
さらに、古町で既に事業化された取り組みや新たな実験的取り組みを通して、都市機能サービスの連携を生み出すようなまちのプラットフォームを構築することも視野に入れている。また、早川倉庫の前管理者が、明治期、現熊本県立商業高校の前身である私設の商業塾を開設し、若手の育成に貢献したことに敬意を表し、「学びの場」としての役割も担う予定。
今回の取り組みは、早川倉庫全体の段階的整備の第一歩。今後は、建築基準法の適用除外も視野に入れながら施設の全体ビジョンを立案・精査し、次の段階の利活用に向けた検討を行っていく。なお、支援者には同サイトに名前を掲載するほか、お礼の品を届ける。詳しくはこちら。