2022年12月08日 16:04

知床自然大学院大学設立財団は、2023年1~2月、「知床ネイチャーキャンパス-3STEPで学ぶヒグマ管理-」を開催する。これは、オンデマンド配信講義、ケースメソッド、ワークショップを組み合わせた野生動物管理教育オンラインプログラム。ヒグマ管理を題材に、野生動物管理全般に共通する実践的能力を磨く。
同財団では、野生動物管理に必要な実践的能力を有する人材の養成を目指している。今回は、実学分野で用いられているケ ースメソッド教育法を導入。講義やワークショップなど、それぞれ強みを持った授業方法を組み合わせた3つのステップで「ヒグマ管理」を題材に考え、理解を深める。加えて受講者同士の交流機会を提供し、受講者間相互の意見交換・情報交換による資質の向上を目指す。
まず、ヒグマの生態と管理についての講義録画をオンデマンド形式で配信し、ヒグマ管理に必要な基礎的知識を身に付ける。次に、今年度作成したケース教材「ヒグマ管理と公園利用」(仮題)を活用し、ケースメソッド型授業を行う。現場担当者目線で書かれたケース教材を読み、野生動物管理が抱える課題について受講者間で討議を実施。討議は講師のファシリテーションにより進められ、課題についての視野の拡大と認識の深化を図る。
最後に、限られた予算内で具体的なヒグマ管理を提案するワークショップを実施。受講者は複数のグループに分かれて具体案を考え、最終的に発表を行い、受講生間と講師との間で意見交換を行う。申し込みはこちら。








