2022年12月06日 12:37

「テラバース」では法人企業向けに、AIブッダボットを搭載したAR(拡張現実)技術「テラ・プラットフォーム」を活用した、仏教哲学コンサルティングサービスを提供開始した。テラバースは、京都大学・人と社会の未来研究院准教授・熊谷誠慈さんが立ち上げた、京都大学発スタートアップ。仏教と最新の情報技術を融合させたサービスを提供している。
本サービスは、スマホのカメラを起動すると仏像が映し出され、ユーザーの悩みに対して仏教の教えを説いてくれる、AIブッダボットを搭載したAR技術「テラ・プラットフォーム」を活用。仏教に関する知見がなくても仏教の教えを知ることができ、それによって社員の悩みを解決へと導くことができる。
今回はブッダボットの知見と上司の知見の両者を融合させたAIを通じ、さらには仏教学博士の見解や解釈を織り交ぜ、社員の悩みや社内の課題の解決を目指す。例えば「キャリアについて悩んでいる」と聞くと「貪(執着)、慢(自己過大評価)嫉(嫉妬)の感情を制御しながら、目標達成に向けた道筋と方法を明確化すること」など、実践的な教えを説く。
仏教などの哲学は、現代において役立つ教えがたくさんある一方で、それを学ぶ機会はほとんどない。同社では哲学と最新技術の融合という独自の事業とそのノウハウを生かし、AIを用いてもっと気軽に仏教思想に触れられること、そして悩みが解決できることを目指す。