2022年11月29日 15:05

トナリスクは、18~87歳の男女1647名を対象に「家探しで、近所にごみ屋敷があったらどうするか」について調査を行った。
トナリスクは隣人・近隣トラブルの予防・対策の専門会社。隣人調査・トラブル仲裁事業を通じ、「平穏な日常生活」の実現への貢献を目指している。環境省が全国の市区町村を対象に初のごみ屋敷の件数調査に着手したとの報道が10月にあるなど、社会問題化しているごみ屋敷だが、今回の調査では「ごみ屋敷」が物件選びに及ぼす影響が明らかになった。
家探しで「ごみ屋敷がどの程度近くにあったらその物件は選ばないか?」を尋ねたところ、「ごみ屋敷が周りにあるかどうかは気にしない」と回答したのはわずか0.4%で、ほぼ全員が近所にごみ屋敷があればその物件は選ばないという結果となった。ごみ屋敷がどの程度離れていれば許容できるかについては、「ま隣以外なら許容」(7.7%)、「2~3軒先より遠い場合は許容」(5.8%)「4~5軒先より遠い場合は許容」(27.6%)の人をあわせても、41.1%だった。58.5%と約6割の人は「同じマンション内(アパート内)や通りにごみ屋敷があったら、その物件は選ばない」と回答し、ごみ屋敷が立地の価値にも大きな影響を与えていることが明らかになった。近所にごみ屋敷があったらその物件を選ばない理由について尋ねると、「臭いが嫌」が80.1%で最も多い結果に。次いで「虫が発生しそう」(75.6%)、「見た目が嫌」(71.3%)となった。自由回答には、「生理的に無理」など問答無用で選択肢から外すといったコメントも多い。