2022年11月18日 16:01

世界遺産・二条城では、多くの市民や観光客に二条城の歴史や文化の魅力に触れてもらおうと、文化庁移転記念事業「世界遺産 二条城の早春」を実施する。期間中、国宝・二の丸御殿の障壁画や天井画など、間近で鑑賞できる「黒書院」二の間の特別入室を実施し、展示収蔵館において原画を公開する。
徳川家に近しい大名等が、将軍と対面した黒書院。通常は、廊下からの観覧だが、今回、大名等が実際に座った「二の間」に入室し、「一の間」の将軍と向き合った往時に思いを馳せることができる。障壁画(模写画)や天井画(原画)などを間近で見られるほか、一の間を彩る松竹梅(展示収蔵館で原画を公開)で初春の気分を感じることも。期間は令5年1月日~30日。また、学芸員解説会を、令和5年1月6日・16日に実施する。定員30名(事前申込制、抽選)、参加費は無料(別途入城料が必要)。
原画公開第4期目となる今回は、おめでたいものの象徴の一つ、松竹梅が描かれた障壁画の原画を公開する。二の丸御殿には、圧倒的なスケールを誇る松、虎が住む竹林、うっすら雪に覆われた初春の松竹梅などが描かれている。大画面に描かれた松竹梅のめでたい空間を体感できる。
非公開の香雲亭では、数量限定の特別昼食を提供。京都ブランドを取り入れた和食を、清流園を眺めながら堪能できる。平日(1部制)正午~、土日祝(2部制)午前11時30分~/午後1時~となっており、各部28名限定。価格3700円(税込・別途入城料が必要)。