2022年11月15日 09:57

日本ライナーは、デンマークの企業と日本国内における総代理店契約を締結し、世界で初めて開発された「ロードドライヤー」の販売を日本で本格的に開始した。

土木業界ではこれまで、施工の際に雨や雪などの天候の影響から作業ができないことが多々あった。特に梅雨の時期や、積雪の多い北海道や東北地区、また年間降水量ランキングで上位に入っている高知県や鹿児島県などの地域は、天候による作業の遅れが生じやすく、効率的な施工ができない場合がある。湿潤路面を乾燥させるにはバーナー等を用いるのが従来の方法だが、これらの方法では路面を乾燥させるまでにかなりの作業時間がかかり、広範囲・長距離の乾燥には不向きだ。今までは施工不可能であった少量の雨天時や積雪時、また湿潤路面での施工を叶えるため、「ロードドライヤー」の販売を本格的に開始した。

「ロードドライヤー」は、濡れた路面を強い熱風で瞬時に乾かす路面乾燥機。機体前方の送風口から約450℃の熱風を勢いよく放出することで、瞬時に湿潤路面の表層部を乾燥させ、施工開始を可能にする。梅雨時期や積雪時、また災害時などにも使用できる。「ロードドライヤー」は、バーナー等を用いた従来の方法の倍以上のスピードで路面を乾燥させる。コンプレッサーやガスボンベ等は必要なく、単体での作業が可能となっており、乾燥させたいラインや路面上を走行するだけで素早く乾燥させ、施工ができる状態にする。湿潤路面による作業制限を減らし、効率がよく質の高い施工を実現。また雨天時の作業時間も短縮させることができるため、人件費削減が叶えられる。

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