2022年11月04日 16:23

「VISUALIZEbook」を提供するレンズアソシエイツは、従業員数100名以上の企業の一般社員107名に対し、トップメッセージへの「忖度」に関する実態調査を実施した。
今回は、経営者から発信されているトップメッセージに納得していない、従業員数100名以上の企業の一般社員107名に対し、実態調査を実施した。調査によると、経営者から発信されているトップメッセージに対し、納得していない理由として61.7%が「現場のことを理解していないように感じるから」と回答。また、「方向性が間違っているように感じるから」が23.4%という回答となった。
一方で、「トップメッセージが腑に落ちていないのに、理解したフリ(忖度)をしていることはありますか」との質問には、「かなりある」が14.9%、「ややある」が42.1%という結果に。腑に落ちていないのに、約6割が理解したフリ(忖度)をしている実態が明らかになった。その理由として「理解したフリ(忖度)をした方が楽だから」「どうせ自分の意見を伝えても無駄だから」という諦めの声が多数挙げられた。他にも「意見を変える気が経営者にない為、何を言っても無駄」や「反発すると遠隔地への異動を命じてくる例があったので」などの理由も。
そこで、勤め先の経営者に対して伝えたいメッセージを尋ねると、「現場の状態を理解して欲しい」「最新の情報、社会に目を向けてほしい」などと、経営者には「理解」を求めていることが分かった。