2022年10月28日 12:38

グルメ生鮮食品のECサイトを展開する株式会社「食文化」は、運営する豊洲市場ドットコムにおいて、豊洲市場の持続可能な仕組みを、マグロを主題として紹介する。水産庁が制定したさかなの日(11月3日~7日)にあわせ、 国産天然本マグロの端材を使った「鮪屋のまかない丼」を販売開始。サステナブルなマグロの規格を提案し、フードロス削減の実現を目指す。
世界中から毎日マグロが入荷する豊洲市場では、入荷したマグロは仲卸や加工業者が競り落とし、小売りする。しかしどうしても余る部位が出るため、仲卸や加工業者はこれをなんとか売り切るために、別の取引先に売り込みをかける。こうして出てきたマグロの商品を、豊洲市場ドットコムで販売する。
一次産品が市場に持ち込まれれば、相場を利用し、必ず売りきる努力を行うのが豊洲市場。2020年6月に施行された卸売市場法改正後も、中央卸売市場においては「受託拒否の禁止」が定められている。一般的にイメージされる食品ロス削減(まだ食べられるものを無駄にしない)とは、少し違う視点がある事を知って欲しいと考える。詳しくはこちら。
「食文化」社は、2001年、インターネットやパソコンが出来ない生産者を支援するためのネット販売システムを構築。産直グルメEコマース「うまいもんドットコム 」を開業した。2004年、東京中央卸売市場(築地青果市場)と提携。全国の特選フルーツや野菜を宅配する市場直結EC「築地市場ドットコム(旧)」「豊洲市場ドットコム(現)」をスタート。2022年7月、自社サイトの登録会員数は80万人を突破している。