
「中銀カプセルタワービルA606プロジェクト」は、10月26日10時~11月25日23時まで、目標金額300万円の2回目のクラウドファンディング「中銀カプセル解体!救出した7カプセルで動く建築とメタボリズム実現へ」に挑戦する。
「中銀カプセルタワービル」(1972年竣工、黒川紀章さん設計、東京都中央区銀座8丁目)は、築50年の4月から10月にかけて解体された。直方体に大きな丸窓が特徴的な「カプセル」は140個あったが、そのうちの7個を「中銀カプセルタワービルA606プロジェクト」が救出した。同ビルは「メタボリズム建築」でカプセルは交換可能と言われていたが、建設地の銀座の地では交換されることもなく解体された。
「中銀カプセルタワービルA606プロジェクト」は、2013年から中銀カプセルタワービルに1年ほど住み、その後はシェアオフィスとして企画・運営しながら最大2つのカプセルを使用してきた、同プロジェクト代表で一級建築士のいしまるあきこさんが設立した任意団体。同プロジェクトは救出した7個のカプセルで黒川紀章さんが提唱した「動く建築」と「メタボリズム建築」の実現を目指す。いずれかの土地でミニタワーを建設し、カプセルを交換可能な状態にして、50年前に生まれたカプセルを50年後の未来まで、100年間を「使いながら残して」つなぐ。
クラウドファンディングの目標金額300万円は、カプセルA606のほかに6個のカプセルの追加救出にかかった運搬費・重機費用、クラウドファンディング手数料、リターン制作費用などに充てる
期間は10月26日10時~11月25日23時。