2022年10月21日 15:50

浜松市では、官民連携でデータ連携基盤のユースケースの創出を図る Hamamatsu ORI-Project を実施している。このたび、令和4年度の事業検証支援の対象である「リスク関連情報収集サービス「FASTALERT」と「NewsDigest」を利用した、地域防災力向上・地域活性化に向けた取組み」の実証実験を開始する。

FASTALERTは、JX 通信社が提供する、AIが SNS 等から災害、事故、事件などのリスク情報を収集し配信する Web サービス。本実証実験の実施目的は、浜松市データ連携基盤と連携した新たな行政サービスの在り方の検証と、FASTALERTにて集約・可視化されたリスク情報を、行政業務で活用する有用性の検証。また、災害時のリスク回避行動における NewsDigest の有用性の検証となっている。

実施に当たっては、NewsDigest の「情報提供機能」から投稿された情報(提供者に報酬あり)や Twitter などの SNS に投稿された情報を活用。市内のリスク情報(浸水、氾濫、火災、事故など)の収集を行い、FASTALERT に反映する。

また、NewsDigest の「コロナ・防災マップ」機能による災害時のリスク回避行動の有用性を、当該アプリを介したアンケートを通じ確認。さらに、浜松市の関係所属において FASTALERTを試用。当該サービスで収集・集約された情報が、災害時および平時における行政業務にプラスの影響があるかを確認する。