2022年10月19日 11:51

ottaは、児童向け見守りサービスで培ったノウハウを活用し、登園バス見守りサービスを、今冬リリースする。本サービスは、見守り端末を持って登園するだけで自動的に位置が記録されるため、毎日の操作が不要で手軽に運用することが可能。

先月、静岡県にて3歳の女児が幼稚園送迎バスの車内に取り残され、熱中症で死亡する事故が発生した。昨年7月にも、福岡県で同様に5歳の男児がバスに取り残され亡くなるなど、子どもをめぐる悲しい事件が続いている。事故を受け、政府主導で再発防止マニュアル策定の検討は進んでいる一方、保育園・幼稚園では慢性的にスタッフが不足。日々の業務に追われ、再発防止に向けた負担の少ない対策が進んでいないのが現状となっている。

そこで同社では、以前より提供している子ども向けBLE見守りサービスのノウハウを活用し、負担の少ない登園バス向け見守りサービスを開発した。本サービスでは、登園バスへの一切の工事や機器設置は不要。園児が持つ見守り端末と園舎に見守りルーターを設置するだけで、園児の位置を自動記録し、保育園・幼稚園のスタッフや保護者が位置を確認できる。

園の担当者だけでなく、アプリで保護者も登園を確認でき、子どもの位置を自動記録する仕組みなので人的ミスが起きにくい。サービスに必要な機器は「見守り端末」と「見守りルーター」だけなので、簡単に運用でき、導入運用コストが安いのも特長。30人規模の保育園・幼稚園で導入費用10万円、月額1万円を想定している。