2022年10月18日 09:45

弁護士ドットコムは、東京都が、契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」による試行運用を開始した。
クラウドサインは、契約の締結から管理までデジタルで完結させる契約マネジメントプラットフォーム。電子署名法に準拠した電子署名とタイムスタンプによって円滑かつ、安全な契約締結を実現する。
東京都では、2021年3月に作成した「シン・トセイ」戦略を更に進めるため、「シン・トセイ2」では、これまでの構造改革の実践と成果を振り返りつつ、2025年度「デジタル・ガバメント・都庁」の基盤構築に向けて、更なる取組の加速化を図り、都政のQOS向上に向けた改革を「爆速」で前に進めている。
その一環として、11月から電子契約サービス導入の試行運用を対象とする契約組織・契約種別を限定して開始していく。対象課所は財務局経理部総務課、契約第一課、契約第ニ課となる。クラウドサインの導入にあたっては、書類や対面で行っていた契約業務全般をデジタル化し、業務の最適化とDX施策の加速を目的としている。書類による対面業務をなくすことで都民及び自治体職員の利便性向上はもとより、新型コロナウイルス感染防止にも寄与し、さらには契約業務における効率化やコスト削減も見込まれている。
今後もクラウドサインは、行政機関の広い導入に向けて、従来書類や対面で行われてきた契約業務プロセスのデジタル化を支援し、職員の業務効率化と住民の利便性に寄与する契約業務のDX推進を支援していく。